夏王
夏王
夏王は、ナント種苗が販売している、大玉スイカの品種です。
夏の王様という名前のついた夏王には、
どのような魅力や特徴があるのでしょうか。
[夏王]
◎スイカの中のスイカ
夏王は、さすが夏の王様という名前をつけられているだけあり、
日本人がイメージするスイカそのものの姿をしています。
丸い形に緑と黒の縞模様を持っていて、中の果肉は赤色です。
さらにやや腰高の形をしていて、縞模様がやや細めなため、
スタイリッシュな雰囲気が漂います。
果肉は鮮やかな桃紅色で、外側の縞模様との対比が、
夏の風物詩であるスイカのイメージが掻き立てます。
夏の風物詩の見本のような見映えのする姿をした夏王ですが、
実際に食べてみても、王様と納得できる食味をしています。
甘みが強いのはもちろん、スイカの爽やかでどこか甘い香りがあり、
切るとたっぷりと含まれている水分がじわっと溢れてきます。
夏の暑さにも負けない、しっかりとした肉質で、
シャリ感を楽しめる嬉しい大玉スイカです。
◎作型によって変わる大きさ
夏王は大玉スイカの品種ですが、栽培する作型や栽培方法によっては、
大きさが中玉サイズになることもあります。
栽培可能な作型は広く、11月~12月に播種して育てるハウス栽培、
1月~2月に播種するトンネル栽培、
3月に播種する小型トンネル栽培と露地栽培、
7月に播種するハウス抑制栽培があります。
夏王は特に夏の高温に強い品種で、
温度の高い時期でも実の締まりや糖度を維持できる性質があります。
ただ、着果~肥大時期に低温が続くと、
肥大性が弱まって実の仕上がりが小さくなります。
そのため、ハウス促成栽培で4月~5月収穫を目指すと、
4kg~5kgの中玉サイズに育つことが多くなります。
小型トンネルや露地栽培など、高温期に栽培する作型であれば、
8kg~10kgくらいの立派な大玉サイズに育ちやすくなります。
◎着果後は温度を高めに管理
夏王は高温にも低温にも強い品種です。
スイカは高温を好む野菜のため、
低温期に栽培すると着果率が悪くなることがあります。
ところが夏王は、低温期であっても雌花が着生し、
花粉の出も良いため、着果率が良い状態を維持することができます。
もちろん、高温期の栽培であっても着果率は高いままです。
ただ、着果後の10日~14日の間は、温度が高めの方が、実の肥大性が良くなります。
確実に大玉サイズに育てて収穫したいのであれば、
低温期と重なる作型は避け、高温期に収穫できる作型を選ぶのがお勧めです。
■夏王
◎特徴
・夏の王様らしい大玉スイカ品種
・やや腰高で形が良い
・明るいグリーンに細めの黒ラインで、スタイリッシュな縞模様をしている
・果肉は鮮やかな桃紅色で、甘くシャリ感があって食味が良い
・高温期でも肉質が良く秀品率が高い
・ハウス促成栽培、トンネル栽培、小型トンネル栽培、露地栽培、ハウス抑制栽培など、広い作型で栽培が可能
・作型によって玉の大きさが異なる場合がある
・4月~5月の低温期に収穫する作型の場合、4kg~5kgの中玉サイズになる
・高温期の収穫であれば、8kg~10kgの大玉サイズに育つ
◎栽培のコツ
・基本の育て方は、一般的な大玉スイカと同じ
・着果後、10日~14日は温度を高めに管理すると、玉の肥大が良くなる
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方
ゴジラのたまご
ゴジラのたまご C)果物王国 浜中屋
ゴジラのたまごは、北海道の月形町で栽培されるブランドスイカの1つです。
流通・販売される時には、ブランド名の「ゴジラのたまご」とされますが、
ゴジラのたまごというスイカ品種はありません。
もとは大型たまご品種を、特定の農家で栽培してブランド化し、
販売しているものを、ゴジラのたまごと呼んでいます。
では、そのゴジラのたまごには、どのような特徴があるのでしょうか。
花火
花火
花火は、ナント種苗が改良して販売している、スイカ品種です。
外見が、とてもユニークで珍しいスイカです。
花火は、どのような特徴を持っているのでしょうか。
また、育て方のコツも合わせてご紹介します。
ほお晴れBK
ほお晴れBK
ほお晴れBKは、丸種株式会社から販売されている、大玉スイカの品種です。
ほお晴れBKには、どのような特徴があるのでしょうか。
また、育て方のコツも合わせてご紹介します。
ガブリコ
ガブリコ
ガブリコは、タキイ種苗から販売されているスイカ品種です。
ガブリコには、ガブリコBとガブリコB2がありますが、
どのような特徴があるのでしょうか。
育て方のコツも合わせてご紹介します。