カメハメハ
カメハメハ
カメハメハ、ユニークな名前で人気の小玉スイカです。
タキイ種苗から販売されている品種です。
以前紹介したひとりじめロング、ひとりじめスマートと同じ形の楕円形、
ラグビーボールのような形をしています。
外観は、縞模様が太く、緑色の部分が少なめというところが特徴的です。
果肉の色は濃い紅色をしていて、とても鮮やかです。
実のつきは安定し、実の揃いも良いです。
このカメハメハは標準的な小玉スイカよりやや大きく3kg以上になり、
普通の小玉スイカではちょっと物足りない……という方にオススメです。
そして、もう一つの特徴は在圃性が高く、十分熟してから収穫できます。
このため、糖度が高い、甘いスイカにすることができます。
しかし在圃性が高いからといって、放置しすぎには注意が必要です。
*在圃性とは畑に置いていても品質が落ちにくいことです。
果肉は硬めですが、適度なシャリ感があり、糖度も高く安定しますので
食味、食感ともにとても良いです。
見た目も名前もユニークなカメハメハ、育ててみませんか?
■小玉スイカ カメハメハ
◎特徴
・実のつき、実の揃いが良い
・大きさは3~3.5kgでやや大きい
・普通の縦縞より、横幅が広い
・実の形は枕形でラグビーボールのような形
・果肉は濃い紅色をしている
・果肉がしっかりしていてシャリ感があり、食感が良い
・糖度は12.5度程度と高く安定し、食味が良い
・実がしっかりしているので日持ちがよく、裂果が少ない
・畑に置いていても、品質などが落ちにくく、完熟で収穫できる
◎栽培のコツ
・4月下旬~5月上旬に植え付けてトンネル栽培にする
・無理に早く植えつけようとしないようにする
・放任栽培でも育つが、基本は3本~4本仕立てで2~3果収穫にする
・第1果は18節前後の3番花に実をつけるようにする
・収穫時期は7月収穫で受粉後36~38日で収穫できる
・畑においていても品質が落ちにくいので完熟で収穫するようにする
・その他標準的な小玉スイカの育て方で育つ
■参考
・スイカ 種からの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
朝ひかりSR
「朝ひかりSR」は、ひとりじめシリーズ、
春のだんらん、夏のだんらんなどと同様、
「株式会社萩原農場」から販売されている品種です。
朝ひかりSRは主に千葉県や熊本県、沖縄県で栽培される大玉スイカです。
この朝ひかりSRは株式会社萩原農場が1984年に育成を始めた、
祭ばやし、春のだんらん、夏のだんらんより、
比較的古くからあるスイカで、長く栽培されてきた品種です。
富士光よりやや遅い時期に育成をはじめ、
その後1995年に祭ばやしが育成を開始し、
現在の主要品種となるまでは全国主要産地の約4割を占める品種でした。
こちらの朝ひかりSRは現在でも各地で栽培されておりロングラン品種です。
朝ひかりSRの特徴は、綺麗な球形をしていて見た目も良く、
特に縞模様がはっきりと出て美しく、美味しそうで実際に美味しいことです!
また、つるの勢いが落ち着いていて大人しいので栽培しやすく、
低温での実のつきがとても良いので、着果が安定しています。
大玉スイカ特有のシャリ感もしっかり感じられ、
甘みもしっかりのっているので、長く栽培されてきたことにも納得です。
栽培の仕方によっては中玉大になってしまいますが揃いが良く、変形果が少ないです。
実のつきが良く、見た目も食味、食感も最高級と言われる、
朝ひかりSR、大玉スイカのなかでも栽培しやすいのでお試しください。
■朝ひかりSR
◎特徴
・他の品種に比べ、つるの勢いが落ち着いていて大人しく育てやすい
・低温でも雌花の着きや花粉の出が非常に良く、実のつきが良い
・変形果が少なく、実の揃いが良い
・栽培によっては中玉~大玉になる
・実の形は球形で果皮の色は濃い緑色をしていて、細く濃い縞模様が出る
・果肉は鮮明な紅色
・果肉はしっかりとしていてシャリ感があり、
繊維が少なく口に残ることが少なく食感が最高
・糖度は12~13度高く食味が良い
◎栽培のコツ
・熟期は中生で他の大玉スイカよりやや遅い
・収穫時期は5~6月収穫で受粉後43~47日で収穫ができる
・その他施肥量や栽培は標準的な大玉スイカの育て方でよく育つ
■参考
・スイカ 種からの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方