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スイカ 葉が巻くのは?
[スイカ 葉が巻くのは?]
■スイカ 葉が巻くのは?
スイカを育てていると、葉が巻いたようになることが時々あります。
原因はいくつかありますので、よく観察して対応しましょう。
アブラムシは爆発的に増えるので注意します
1.アブラムシの被害
害虫の代表としれあげられるアブラムシは、
スイカにももちろんつく害虫です。
アブラムシは植物の葉や茎などから汁を吸い、
成長して繁殖していきます。
数が少ないうちは被害がないように思われますが、
繁殖力がとても強く、数が増えればそれだけ吸う汁の量も増えます。
多量の汁を吸われた植物は徐々に弱っていき、
最終的には枯れてしまうこともあります。
アブラムシは、葉の裏などにいて、汁を吸うことで、
葉がだんだんと巻いたようになってきます。
また、アブラムシの中には、葉を巻き込んで隠れる種類もいます。
葉が巻いているなと感じたら、
葉の裏などをよく観察してみましょう。
小さな虫がいたら、アブラムシで間違いありません。
数が少ないうちは、粘着テープなどでくっつけて捕殺できます。
数が多く、テープなどでは対応が難しい場合は、
専用の薬剤を使って駆除するようにします。
アブラムシ類は、吸汁して株を弱らせるだけでなく、
ウィルス性の病気を媒介することもあります。
アブラムシ類によって媒介される病気には、
感染すると治癒が難しくなるものもあるので注意が必要です。
毎日よく株の状態をチェックし、
まだ数が少ないうちに対処するようにしましょう。
また、防虫ネットなどをかけて予防するのも方法のひとつです。
2.肥料が多い
スイカに肥料を与える際、株元の根に近いところに与えると、
根が肥料で傷んでしまい、葉が巻いてしまうことがあります。
元々スイカはあまり多肥にしないようにして育てる植物ですので、
必要以上に肥料を与える必要はありません。
また、株元は根が集中しているため、
少し離れた場所に与える必要があります。
スイカの根はつるが伸びた分だけ伸びるといわれているので、
追肥をする時にはつると同じくらいの場所に与えるといいでしょう。
もし株元に肥料を与えたのが原因で症状が出ている場合、
株元に与えた肥料を一度取り除きます。
この症状は、液体肥料よりもどちらかというと、
粒状の化成肥料を与えた時に起きやすくなります。
そのため、できる限りの肥料を株元から取り除いてあげましょう。
植え付けて間もない状態の頃は、まだ追肥の必要がありません。
育てている環境や品種によって違いますが、
たいていの場合は最初の実が着果した頃に最初の追肥を行います。
それまでは根も弱く、肥料の影響を受けやすいので、
追肥は必ず適期に行うようにしましょう。
植え付け間近は、葉が巻くこともあります
3.環境変化の影響
苗を植え付けてすぐの頃に葉が巻く症状が出ている場合は、
環境の変化によって起きている可能性があります。
植え付けから2週間ほどは、まだ苗自身も環境に慣れていませんし、
根もきちんとついている状態ではありません。
そのため、葉を巻くなどの症状が出ることがありますが、
他に悪いところがないのであれば、少し様子を見ましょう。
植え付けから1か月を過ぎる頃、つるもよく伸び、
害虫や病気の兆候も見られないのであれば、問題はありません。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培