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スイカ 日よけ
スイカ表面がムラになったら残念ですね
スイカは、太陽の光が大好きです。
スイカを育てるのであれば、日当たりの良い場所を選びます。
日照不足になると、生育不良や着果不良、病害虫の被害などの可能性が高くなります。
ところが、その年の天候やスイカの状態によっては、日焼けを起こすこともあります。
日焼けを防止するためには、日よけが必要となりますが、
スイカ栽培での日よけには、どのような方法があるのでしょうか。
[スイカ 日よけ]
■スイカ 日焼け
そもそも、日当たりの良い場所を好むスイカが、日焼けを起こすことはあるのでしょうか。
スイカは日当たりが良く、暖かい気候を好みます。
けれど、近年の日本の異常気象下では、日焼けを起こすことも少なくありません。
乾燥が続いたり、肥料が根に触れることによって、根が傷むことで、
葉が焼けたような症状が出ることがあります。
また、着果して肥大してきた実に直射が長時間当たり続けると、
実にも日焼けが起こります。
葉が焼ければ、光合成量が少なくなるため、株全体や実の生育が悪くなります。
実に日焼けが起これば、表皮の変色や軟化、腐敗が起こります。
■スイカ 日よけ
スイカの葉や実に日焼けが起こると、
生育不良が起こるだけでなく、収量にも影響します。
特に実が日焼けを起こした場合、表皮の色が悪くなる、
あるいは表皮が柔らかくなる程度であればまだ良いですが、
腐敗までいってしまうと、もうその実は食べることができません。
家庭菜園であっても、出荷目的で栽培していたとしても、
食べられない実ができるのは、とても残念なことです。
そこで、暑すぎる日が続く場合や、日焼けが心配な場合は、日よけをしておきましょう。
・葉やワラをかぶせる
天然の日よけとして最も有効利用できるのが、スイカの葉やワラです。
とくにスイカの葉は、思いのほか大きくて広いため、日よけには最適です。
しかも、葉自身が呼吸しているため、葉の下側は陰ができるだけでなく、
窓の外でグリーンカーテンを作った時と同じように、涼しい環境を作ることができます。
本来、スイカ栽培では、実が大きくなってくる頃、スイカのツルや葉がよく育っているので、
自然と葉が実の上にかぶさり、日よけをしてくれます。
何かの拍子に葉がずれてしまうことが多いので、気付いた時にかぶせ直すと良いでしょう。
・紙を貼る
葉だけではずれが多く発生するので、
どうにかして固定できないかと考えられたのが、紙を貼るという方法です。
いわゆるコピー用紙を、実の上部の直射が当たる場所に貼り付けるだけなので、
とても簡単です。
貼り付ける時は、両面テープやマスキングテープなどを使います。
紙の全面にテープを貼る必要はなく、2か所~3か所ほどポイントで貼り付けることで、
はずれにくくなります。
・テープを貼る
紙を貼るのと同じ要領で行えるのが、テープを貼るという方法です。
テープといっても、透明のテープでは意味がありません。
白色が日差しを跳ね返すので、白色のクラフトテープがお勧めです。
積水クラフトテープ150mmX50m
前面にテープを貼りつけるため、はずれたりずれたりということは起こりにくいです。
その反面、はがす時に注意しないと、実を傷つける可能性があります。
・消石灰をまく
葉と実の両方を、強い日差しから守りたいという場合もあるでしょう。
もしトンネルでスイカを育てているのであれば、
ダイレクトにトンネルを白くするという方法があります。
それが、消石灰をまく方法です
スイカの上に直接消石灰をまくのではなく、トンネルの上から消石灰をまきます。
トンネル自体が真っ白になるわけではありませんが、ランダムに陰ができることにより、
日焼けを起こしにくくなります。
また、光が通る隙間はできるので、トンネルの被覆材を白いものに変えてしまうよりも、
日照不足にもなりにくいです。
ただし、雨が降ると消石灰がとけて地面に落ちてしまいます。
一度の雨ですべての消石灰がとれてしまうとは限りませんが、
陰が少なくなって日焼けの可能性が高くなります。
雨や風などで消石灰がとれてきたら、またまき直しておきましょう。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培