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スイカ 収穫 9月
スイカ9月収穫は、シャリ感が強く甘みもあり、とても美味しいそうです
スイカといえば、夏のイメージが強いです。
けれど、近年は温暖化の影響からか、9月になってもまだまだ暑い日が続きます。
9月といえども、気温の高い暑い日にはたくさん汗をかきますし、
冷えたスイカが恋しくなります。
家庭菜園では8月中の収穫が基本となることが多いですが、
9月にもスイカを収穫するためには、どのようにすれば良いのでしょうか。
[スイカ 収穫 9月]
■スイカ収穫を9月にするには？
スイカの露地栽培では、7月～8月の収穫が基本となります。
9月収穫となると、基本よりも少し遅めとなりますが、
9月の時期に収穫のタイミングを合わせるためには、
いくつかのコツがありますのでご紹介します。
また、9月収穫のためには、
どのようなことに注意すべきなのでしょうか。
・栽培期間を考える
スイカの露地栽培では、5月頃に苗を植え付け、7月～8月の収穫を目指します。
ということは、植え付けからだいたい3ヶ月ほどで収穫、ということになります。
着果してから収穫できるまでにかかる時間は、大玉か中玉か小玉かで違います。
さらに同じ玉の大きさでも、品種によって数日の差が出ますが、
だいたいの栽培にかかる時間は同じくらいなので、
3ヶ月～4ヶ月と考えておいて良いでしょう。
問題は、天候不順による気温の上下です。
夏の間の気温上昇はまだ良いですが、
9月に入って雨が続き、突如として気温が下がることもあります。
気温が下がると、枯れることは少ないですが、
生育スピードがガタ落ちになるので、9月中の収穫が難しくなる場合もあります。
必ず9月に収穫すると思い込まず、9月～10月までに収穫できれば良いかな、
くらいに思っていれば、気軽にチャレンジできます。
しっかりした元気の良い苗を植え付けます
・6月上旬までに種まき
本来8月収穫のところを、1ヶ月遅い9月にしたいのであれば、単純に計算すれば、
植え付けも1ヶ月遅い6月に行えば良い、ということになります。
ただ、この時期にはあまりスイカの苗が出回りません。
もし店頭に苗があったとしても、売れ残りである可能性が高いです。
スイカは老化苗を植え付けても、その後にうまく育たなくことが多いので、
9月においしいスイカを収穫するためには、良い苗を準備することも大切です。
自分で種を播いて育苗するか、あるいは直播きで育てるのがお勧めです。
スイカの育苗には1ヶ月半ほどかかりますが、
すでに気温が高くなっている時期なので、発芽率も高く、
発芽後の生育スピードも速いです。
スピードの速さを考えると、5月中か6月上旬までに種を播けば、
9月中の収穫に間に合います。
ただし、あまりに遅い種まきでは、生育が間に合いません。
9月はまだ暑いといっても、8月に比べると朝夕の気温が低くなることが多いです。
そうなるとスイカ自身の生育スピードが落ちてくるので、
着果後の実の肥大スピードや、熟すまでにかかる時間が、
夏の露地栽培よりも長くかかります。
生育が遅れれば、その分収穫するタイミングも遅れるので、
種まきのタイミングは逃さないようにしましょう。
台風情報に注意し、暴風や豪雨に対応できるようにします
・台風対策
8月と9月といえば、台風が多くなる時期です。
8月中に収穫する作型であれば、9月以降の台風は気にする必要はありません。
けれど、9月収穫を目指すスイカの場合は、
大切な株を育てる8月、実が肥大して熟してくる9月に、
台風が次々とやってくる可能性があります。
台風による暴風や豪雨に対応できるよう、
栽培前の段階から、準備しておきましょう。
豪雨によって大量の雨水が入りこむと、つるボケや裂果、病気感染の原因になります。
黒色のビニールマルチを利用し、雨水が一気に流れ込まないようにしておきましょう。
ビニールマルチをしておくことで、9月以降に気温が下がり始めた時、
地温を下げ過ぎない効果も期待できます。
日中の気温が高い間は、ビニールマルチの上から敷きワラを敷き詰めておくと、
直射日光が土に当たらないので高温になるのを防げます。
また、防風によってつるが煽られて傷むのを防ぐために、
つるの誘引はしっかりと行いましょう。
空中栽培の場合は、支柱に誘引する時に、紐などが緩まないように注意します。
地這い栽培の場合は、U字ピンなどを使って、
つるが動かないようにする方法もあります。
実際に台風がくる直前、防風ネットを被せておくのも良いでしょう。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培
