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スイカ栽培 いつまでできる?
スイカを育てたいと思った時、いつから栽培を始めれば良いのか、
いつまでなら栽培が間に合うのか、気になるところです。
スイカ栽培は、いつまでならできるのでしょうか。
[スイカ栽培 いつまでできる?]
■作型によって変わる
スイカは夏が旬ではありますが、
栽培する時の作型にはいくつかの種類があります。
作型によって、栽培する時期が異なるので、
まずは作型ごとにいつ栽培するのかを知っておきましょう。
・促成栽培、半促成栽培、早熟栽培
促成栽培や半促成栽培、早熟栽培は、
普通栽培に比べて早くに収穫できる作型です。
栽培する地域によって、細かく播種の時期は異なりますが、
収獲時期が普通栽培よりも早いという点が共通しています。
促成栽培と半促成栽培をすることが多いのが、
沖縄や高知、熊本といった暖かい地域です。
促成栽培では、なんと旬の時期である8月下旬頃~11月に種を播き、
年末から翌年の4月に収穫をします。
半促成栽培は、11月~1月に播種し、4月下旬頃から収獲が始まり、
6月頃が出荷のピークになります。
促成栽培や半促成栽培では、大型トンネルやハウスでの栽培が基本となります。
特に気温の高い沖縄では、加温なしの施設栽培で育つそうです。
加温をほとんどせずに栽培できるのが、早熟栽培です。
2月に種を播き、6月下旬~7月に収穫します。
大型トンネルや小トンネルで栽培されることが多いです。
・普通栽培
普通栽培は、一般的なスイカの作型です。
4月~5月に播種し、7月~9月までの間に収穫するのが基本です。
・抑制栽培
抑制栽培は、普通栽培よりも遅い時期に収穫を目指す作型です。
促成栽培では、まだ寒いうちに加温して育てて早くに収穫しますが、
抑制栽培ではそれと反対に、気温が下がっていく中で、
保温・加温をして育てて、遅くに収穫をします。
保温・加温するといっても、普通栽培より日照時間が短くなるということもあり、
収獲までに時間がかかることが多いです。
7月上旬頃までに播種し、収獲は10月~11月になります。
保温と加温のために、大型トンネルやハウスといった設備が必要になります。
■家庭菜園では?
農家がスイカを育てるのであれば、
施設や加温設備などの初期投資も良いでしょうが、
家庭菜園では現実的ではありません。
家庭菜園でスイカを育てるのであれば、加温の必要がなく、
大型のトンネルやハウスの必要がない、
早熟栽培~普通栽培が適しているということになります。
日照時間の変化や気温の低下の関係で、
遅くに収穫をするよりも、保温をして早めの収穫を目指す方が、育てやすいです。
スイカの場合、栽培初期はつるも短くコンパクトですが、
育っていくうちに栽培スペースがかなり広がります。
栽培後半になってからトンネルなどを設置して保温するのは、難しくなります。
早めに収穫(早熟栽培)したい場合は、
播種の時期が早くなるので、トンネルや簡易温室などで育苗するのがお勧めです。
スイカの育苗期間は、だいたい30日ほどです。
ただし、これは育苗中の気温が、28度以上の場合です。
少し低い気温で育苗した場合は、これよりも育苗期間が長くなるので、
植え付け時期を考慮して、播種するようにします。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培