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透明マルチ
透明マルチ
マルチといえば、色つきを想像する方が多いでしょうが、
透明なマルチもあります。
価格も安く黒マルチと同じくらいです。
透明マルチには、どのような効果、長所短所があるのでしょうか。
[透明マルチ]
■透明マルチの特徴
透明マルチの特徴は、まさに透明であることです。
他のマルチは、黒や白、シルバーなどの色がついているため、どれも不透明です。
籾殻やワラなど有機マルチの場合でも、透明なものはありません。
家庭菜園で使われるマルチでは、黒マルチが最も一般的ですが、
農家などであれば透明マルチもよく使われています。
ホームセンターなどでも取り扱われてることが多いので、手に入れやすいです。
値段も高くなく、黒マルチと同じくらいの値段で購入できます。
ロール状での販売はもちろん、
すでに規定のサイズにカットされているものも販売されています。
黒マルチほどではありませんが、穴あきやそうでないものなど、
種類がいくつかあるので、好みのタイプを選ぶことができます。
光を通す透明マルチは、糖度の高いスイカや瓜の栽培に向いています。
ダイオ化成 地温上昇効果のある透明マルチ C)ダイオeショップ 楽天市場店
幅95cm×長さ20m 価格450円 (税込 486 円)
■透明マルチの効果
・地温を上げる
透明マルチ最大の効果は、やはり地温を上げることです。
マルチ資材の中では、透明マルチがもっとも地温を上げる効果が高いとされます。
透明であるため、太陽の光を透過し、土に熱が伝わりやすく、
土をビニールで覆うため、熱を逃がしにくい構造となっているためです。
・乾燥防止
土をビニールで覆っている状態のため、余計な乾燥を防ぐことができます。
これはマルチに共通している効果なので、覚えておきましょう。
・過湿防止
過湿防止も、マルチに共通している効果です。
雨が降った時に、雨粒が土に当たる面積が狭くなるため、
余分な水分を土に溜めこまないようにすることができます。
・泥跳ね防止
雨が降った時や、水やりをする時など、
どうしても水を土にかけると泥が跳ねあがり、植物を汚します。
ただの泥汚れなら良いのですが、土の中には病原菌が含まれていることが多く、
付着した部分から病気に感染することがあります。
マルチをすることで泥跳ねが防止され、病気予防になります。
■透明マルチの短所
・雑草を防げない
透明マルチの最大の長所が地温上昇なら、
最大の短所は雑草を予防できないことです。
色がついていない透明マルチは、太陽の光を通してしまうがため、
雑草の発生を抑制することができません。
・地温を上げ過ぎる
地温を上げる効果を得るために透明マルチを利用しますが、
天候や季節によっては、地温を上げ過ぎてしまうことがあります。
夏場など、日差しが強く気温も高い時期に透明マルチを使用すると、
地温が上がりすぎ、育てている植物の根が損傷することがあります。
透明マルチを使う時期は、地温を早めに上げたい寒い時期であることがほとんどです。
種まきや育苗だけでなく、初期生育を促すために透明マルチを使うことができます。
ただし、初期生育を促すために透明マルチを利用した場合、
気温が上がってきたらマルチをはがしておきましょう。
気温が上がってもそのままにしておくと、地温が上がりすぎる原因となります。
マルチをはがした後の乾燥や泥跳ねが気になる場合は、
籾殻やワラなどの有機マルチに切り替えるのがお勧めです。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方
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