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スイカ モザイク病
アブラムシの駆除が、モザイク病予防になります
モザイク病とは、名前の通りモザイク症状が出る病気です。
ウィルスに感染して起こるこの病気は、
発病すると治療ができないため、とても厄介な病気です。
栽培のどの段階でも感染する可能性があります。
[スイカ モザイク病]
■モザイク病の症状
モザイク病の原因となるウィルスには2種類あり、それぞれ症状が少し異なります。
キュウリモザイクウィルスが原因の場合、
まず葉に不規則な濃淡のモザイクが出始めます。
程度はあまりひどくなく、ごく軽いものが出ます。
他には、新芽が茶色く変色したり、葉脈が緑色に変色したりします。
もう1つのスイカモザイクウィルスが原因の場合は、
葉に出るモザイク症状が激しく、果実にもモザイク症状が出ることがあります。
また感染した株の実は、果肉が通常とは違って柔らかくなります。
こういった果肉が柔らかくなる症状を「コンニャク症状」や「うるみ」と呼びます。
モザイク病の感染ルートは、両方に共通するのは、アブラムシによる媒介です。
モザイク病にかかっている植物を吸汁したアブラムシがスイカにつき、
スイカを吸汁することでスイカが感染します。
アブラムシによる媒介が多いことから、
アブラムシを防除すれば、モザイク病をかなり予防することができます。
キュウリモザイクウィルスは、スイカ以外の様々な植物に感染するため、
それらから吸汁したアブラムシが原因で感染します。
スイカモザイクウィルスの場合は、感染した株に触った手や農機具で、
健全なスイカに触ると感染します。
また、種子感染もするため、種を播く時には注意が必要です。
接ぎ木苗であっても、台木や穂木がすでに感染していれば、
株全体が感染することになるため、定植する苗選びには注意します。
■モザイク病にかかったら
残念ながら、モザイク病にかかったスイカは処分する他ありません。
できるだけ早く発見し、すぐに抜きとって処分します。
処分した後は、必ず手や農機具を消毒し、周りの株へ感染しないように気を配ります。
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方