人気の投稿とページ
赤い彗星
赤い彗星
赤い彗星は、株式会社トーホクが改良して販売している、
大玉スイカの品種です。
赤い彗星といえば、某ロボットアニメや、
野球選手を思い出す方が多いのではないでしょうか。
そんな名前のついた赤い彗星の特徴と、育て方のポイントをご紹介します。
[赤い彗星]
◎ワンランク上の食味と外観
赤い彗星は、キレイな球形~やや腰高の形をしているのが特徴の大玉スイカです。
日本のスイカらしい緑と黒の縞模様があります。
色がとても濃くはっきりとしているので、縞模様がくっきりとあらわれます。
中の果肉の色がとても赤いのが特徴で、
さすが赤い彗星という名がつけられているだけはあります。
一般的な日本のスイカは、色が鮮やかに見えやすいためか、
桃紅色をしている品種が多いです。
純粋は赤というよりは、少しピンクが入っています。
そういったスイカと比べると、
赤い彗星の果肉の色はとても濃く、赤が美しいです。
種は黒色ですが、果肉の赤が濃いのでシックなアクセントとなっています。
糖度も高く、12度以上がのぞめるということなので、
スイカの中ではとても甘い部類に入ります。
甘さの出方も安定しているため、株ごとのばらつきが少ないです。
果肉の色は濃いですが、柔らかく崩れるということはなく、
むしろ硬めで食べた時にシャリ感があります。
◎ハウスから露地まで
基本となる作型は、トンネル栽培や露地栽培といった、
6月~7月に収穫を行うものに適しています。
けれど、5月~6月頃に収穫する、ハウス栽培も可能です。
6月~7月収穫の作型であれば、
登熟までの日数は45日~50日が目安となります。
標準的な栽培が可能なので、
種や苗さえ入手することができれば、家庭菜園でも栽培が可能です。
見た目よし、味よし、食感よしの品種なので、
今までよりワンランク上のスイカを収穫できそうです。
着果した後の肥大性が良く、玉揃いも良いので秀品率が高いです。
秀品率の高い品種は、出荷目的として栽培する時にとても魅力的なポイントです。
◎ポイントは玉直し
見た目の良い品種ですが、お尻の部分が弱いので、
玉直しの作業には注意が必要です。
スイカを育てる時、着果してから収穫するまでの間に、
玉直しの作業が必要となります。
赤い彗星は果皮の色が濃いため、
玉直しをすることでムラなく全体が色づくようになります。
玉直しをした時に、お尻(ヘタと反対側)の部分が地面に接地すると、
そこが傷みやすくなります。
玉直しをする時には、縦方向に動かさず、
横へ横へと回転させるように直すと、お尻が地面につかずに済みます。
お尻部分に注意して玉直しをすれば、
果肉も硬めで日持ち性の良い品種なので、良い状態で収穫することができます。
草勢がやや強めの品種なので、
定植時に元肥を入れすぎないようにすることもポイントです。
■赤い彗星 スイカ
◎特徴
・玉揃いの良い大玉スイカ
・球形~やや腰高で形が良い
・緑と黒のスイカらしい縞模様があり、
色がはっきりとしているので模様がキレイに出る
・縞模様の線が細いので、スタイリッシュに見える
・中の果肉が濃い赤色で、他の桃紅色の品種とは差別化できる
・種は黒色
・糖度は12度以上が望め、とても甘いスイカとなる
・果肉はやや硬めで、食べるとシャリ感を楽しむことができる
・糖度が安定していて食味が良い品種
・果肉が硬めなので日持ち性がある
・5月~6月収穫のハウスを利用しての早出し栽培が可能
・6月~7月収穫のトンネル栽培や露地栽培が可能
・トンネルを利用した作型では早熟栽培ができる
・草勢がやや強めで育てやすい
・露地栽培が可能なので、家庭菜園でも育てやすい
・着果した後の玉伸びが良く、玉揃いも良いので秀品率が高い
・交配から収穫までの日数は、6月~7月収穫で45日~50日が目安となる
◎栽培のコツ
・基本の育て方は、一般の大玉スイカと同じ
・草勢が強めなので、元肥が多くならないように注意する
・お尻部分が地面に接地すると傷みやすいので、玉直しの時は横へ回すように直す
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培