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羅皇ザ・スウィート(NW-139)
羅皇ザ・スウィート(NW-139)
羅皇ザ・スウィートはナント種苗から販売されている羅皇シリーズの最新品種で、
糖度が高く、糖度よりも甘く感じることができるスイカです。
つるボケしにくく、うどんこ病へ耐病性を持っているので比較的育てやすいです。
羅皇ザ・スウィートの品種特徴と栽培のコツをご紹介します。
[羅皇ザ・スウィート(NW-139)]
◎羅皇シリーズの最新品種(2019年現在)
羅皇シリーズはナント種苗で販売されている、
羅皇という名前がついているスイカ品種のことで、
羅皇ザ・スウィートは羅皇シリーズの最新品種です。
8kg~10kgになる大玉のスイカで、縞模様が太いです。
羅皇シリーズの特性を生かし、
草勢はやや強め、着果性が良くつるボケがしにくく、栽培しやすい品種です。
草勢が栽培後半まで強くても、空洞果などの心配も少ないです。
熟期は中晩生~晩生で、中間地、暖地のトンネル栽培では6月~8月の収穫になります。
冷涼地栽培で8月下旬~9月の収穫です。
また、もう一つの名前として、「NW-139」という名前がついています。
NWはナント種苗の品種であることを示しています。
現在は羅皇ザ・スウィートという品種名で販売されています。
◎うどんこ病に耐病性を持つ
スイカに限らず、ウリ科の作物でかかりやすい病害の一つのうどんこ病、
これは葉や茎にうどんの粉のようなものがつく病害です。
うどんこ病に耐病性を持っており、耐病性が強いです。
通常、うどんこ病に感染すると、葉や茎まで広がり、
やがて株全体に広がり、枯れることがあります。
羅皇ザ・スウィートは発病した場所だけ壊死し、
広がることがないので、感染しにくいです。
そのため、うどんこ病が発生しても広がらず、
被害が最小限で済みます。
シャキッとして甘いのが魅力です
◎数値よりも甘く感じる食味
糖度は13度に安定しますが、
糖度を表すBRIX値より甘く感じるのが特徴です。
一般的な品種より糖度は1、2度高く、
皮の際まで甘くなり、食味に優れます。
肉質はやや硬いですが、糖度乗りが早く、
完熟してから収穫するとより甘いスイカが収穫できます。
■羅皇ザ・スウィート(NW-139)
◎特徴
・8kg~10kgの縞模様がある大玉スイカ
・草勢はやや強め、羅皇より大人しい
・うどんこ病に強い耐病性を持っている
・熟期は中晩生
・肉質は硬肉系で、硬肉系の中でも糖度乗りが早い
・糖度は13度前後に安定する
・数値よりも甘く感じる食味
◎栽培のコツ
・低温期は保温をし、生育を促進する
・うどんこ病に耐病性を持つが、予防は行う
・収穫まで完熟させて糖度を乗せる
・トンネル栽培で開花後47日~48日が収穫の適期
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培