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祭ばやしRG
祭ばやしRG
祭ばやしRGは株式会社萩原農場から販売されている大玉スイカ品種で、
祭ばやしシリーズの一つです。
祭りばやし777より草勢は大人しいですが、それでもやや強いです。
祭ばやしRGの品種特徴と栽培のコツをご紹介します。
[祭ばやしRG]
◎肥大性に優れる豊円の大玉スイカ
肥大性が良く、玉張りも良い大玉スイカです。
8kg~9kgになり、上物率も高いです。
表皮は緑色に濃緑色の縞が入っていて、
縞はやや太くくっきりと出ます。
形は円に近い豊円形をしています。
果肉は明るい鮮紅色をしている赤肉のスイカです。
糖度は13度前後に安定し、風味も良いです。
また、カットした後の変色が少なく、
カット後も見た目が良いのが特徴です。
◎草勢はやや強めで、低温下でも強勢になりにくい
一般的なスイカに比べ草勢はやや強いですが、
同じ祭ばやしシリーズの中の祭りばやし777よりは大人しいです。
草勢がやや強い品種ですが、栽培中の低温下でも強勢になりにくいため、
つるボケ、着果不良が少ないです。
スイカにとって厳しい環境下でも花粉の出が安定し、育てやすいです。
着果し、肥大し始める肥大期から収穫直前の期間では、
ツルが伸びすぎることがなく、ツルがやや大人しくなります。
また、収穫までにもう一度肥大しようとする2次肥大によって起こる空洞果の発生や品質の低下が少ないです。
空洞果の発生が少ないため、整枝の時には極端に切らないようにします。
祭ばやしシリーズの中では一番育てやすい品種です。
◎中型トンネル栽培、ハウス栽培に適している
トンネルやハウスを使わなくても栽培ができますが、
適しているのは中型のトンネルを使って栽培する作型や、
トンネル栽培、ハウス栽培です。
ハウスやトンネルを使うと保温が出来、雨も防ぐことができるので、
スイカが育ちやすい環境を作ることができます。
雌花の着きが良いことから、早い時期からの栽培が可能です。
地植え栽培で5月上旬に植え付け、
トンネル栽培ではもう少し早い4月中旬から植え付けをし、
遅くとも4月中には終えるようにします。
開花後は必要に応じて人工受粉をし、
受粉後46日~50日で収穫期を迎えます。
■祭ばやしRG
◎特徴
・8kg~9kgの赤肉の大玉スイカ
・祭ばやしシリーズの中でも育てやすい品種
・草勢はやや強めで祭りばやし777よりは大人しい
・果肉は鮮紅色をしていて、糖度は13度前後に安定する
・祭ばやしならではの甘み、風味を味わえる
・カットした後に変色しにくい
・2次肥大による空洞果が発生しにくい
・どの栽培環境でも花粉の出が安定する
◎栽培のコツ
・元肥は控えめにし、つるボケを防ぐ
・整枝の際に切り過ぎないようにする
・開花後は20日~25日頃まで高温を保つようにし、
水やりも多めにして肥大の手助けをする
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培