春爽赤

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春爽赤

 

 

春爽赤(はるそうせき)は低温でも着果性が落ちない大玉スイカで、
2017年に発売された新しい品種です。

 

育てやすく、早どりをしても青臭さが少ないです。
春爽赤の品種特徴と栽培のコツをご紹介します。

 

 

[春爽赤]

 

 

◎草勢が一定で育てやすい
初期の草勢は強く、収穫に向かうにつれて中程度になります。
開花後から着果まで草勢が落ちず、強いです。

 

極端に弱くなる、逆に強くなることが少ないため
草勢の維持が特にしやすく、安定した草勢で育ちます。

 

着果し、収穫するまでに草勢が落ちやすい傾向ですが、
春爽赤は草勢を維持するための管理が容易です。

 

また、梅雨時や天候不良でも生育に影響を受けず、
生理障害による奇形果や着果不良が少ないです。

 

低温に強い分、高温にはやや弱いです。

 

 

糖度は12度~13度、早取りでも美味しいです

 

 

◎低温でもよく育つ
施設を使う栽培で、2月頃に植え付ける作型でも、
生育が良く、雌花もつきやすいです。

 

低温でも安定した着果性と肥大性を持っており、
着果初期からの肥大が旺盛なので、
雌花の子房が大きくつくため、形がよく揃います。

 

中間地、暖地でハウス栽培で2月中旬に植え付け、
中型トンネル栽培で3月下旬、小型トンネルで4月下旬、
地植え栽培で4月下旬~5月上旬が植え付けの目安です。

 

種まきから行う場合は、植え付けの約1ヶ月半前が目安です。

 

◎早どりでも糖度が乗り、奇形果が特に少ない
大きさは7kg~9kgになり、奇形果や、形が崩れることが少なく、
円に近い球形をしています。

 

糖度は12度~13度に安定し、糖度が上がるまで早いので、
早どりをしても甘く、青臭さが少ないです。

果肉は鮮桃紅色をしている赤肉スイカで、
うるみが無く、やや強いシャリ感で日持ちもします。

 

 

■春爽赤

 

◎特徴
・初期の草勢は強め
・草勢が安定しているため栽培が容易
・低温でもよく育つ
・7kg~9kgになる大玉スイカ
・鮮桃紅色の果肉で強いシャリ感
・均一に色付き、うるみが少ない
・糖度は12度~13度で、糖度の上がりが早いため早どりも可能
・肉質がしっかりしているので日持ちが良い

 

◎栽培のコツ
・草勢が強いので、元肥は大玉スイカの基本量より30%ほど少なめにする
・特に、チッソ成分が多いと着果性が落ちるので注意
・地植え、小型トンネル栽培で4月下旬頃には植え付けておく

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 吊り栽培


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