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みかく
みかく
みかくは、丸種株式会社が改良して販売している、スイカの品種です。
みかくには、どのような魅力と特徴があるのでしょうか。
育てるときのポイントをご紹介します。
[みかく]
◎甘くジューシーな味わい
みかくは、1玉が5ｋｇ～6ｋｇと、中玉程度のサイズに育つ品種です。
大玉に比べると小ぶりですが、腰高で豊円な形をしていて、
細い黒ラインの入った縞模様は、いかにもスイカといった風情で夏を感じます。
果肉は鮮やかな桃紅色で、小粒の種がアクセントとなって見目が良いです。
糖度は12度前後まで上がるため、スイカの中でも甘い部類に入ります。
肉質は柔らかいタイプなので、
シャリ感よりも口に含んだ時にほろりと崩れる食感が楽しめます。
果肉が柔らかいためか、一口かじるだけでも、
たっぷりと水分があふれ出し、ジューシーさを味わうことができます。
皮には弾力があるため、出荷後の輸送時の傷みや劣化が少ないです。
◎草勢は強いがつるボケ、変形果が少ない
みかくは草勢が強い品種です。
早期の着果がのぞめるため、つるボケしにくい性質があります。
また、草勢が強い品種は変形果になりやすいことが多いですが、
みかくは変形果の発生が少ないのが特徴です。
複数の実が着果しても、均一に肥大するので、実の揃いが良いです。
低温伸長性も良いのですが、初期の頃はややつるの伸びが緩慢なことがあります。
けれど生長スピードが波に乗ると、遅れを取り戻すように生長していきます。
盛夏期であれば、着果から28日ほどで収穫となるため、
実の大きさに比べて熟期かかなり早いです。
低温伸長性が良く、着果率が高く安定していて早熟なため、
露地栽培だけでなく、ハウスやトンネルなどの施設栽培にも向いています。
◎病気に強く連作が可能
みかくは、ツル割れ病に強い性質があります。
そのため、輪作年数の短い場所や、嫌地現象が起きやすい場所でも、
育てやすい品種となっています。
1株に着果する実の数が多いため、
追肥は他の品種に比べてやや多めにするのがポイントです。
また、変形果の少ない品種でも、低節位に着果した実は変形しやすいです。
18節よりも前に着果した分は、もったいないと感じるかもしれませんが、
摘果して後に着果がした実に養分を送る方が無難です。
■みかく
◎特徴
・1玉5ｋｇ～6ｋｇの中玉サイズの品種
・腰高豊円形で、濃い緑と細めの黒い縞模様が入る
・果肉は鮮やかな桃紅色
・糖度は12度くらいまで上がり、甘みが強い
・果肉は柔らかく、かじると口の中でほどけるような食感が楽しめる
・果肉は水分をたっぷりと含み、食べるとジューシーさが溢れる
・種子が小さいので食べやすい
・皮には弾力性があるため、輸送に耐える
・草勢が強く、低温伸長性に優れている
・草勢は強いが変形果の発生が少ない
・ハウスによる半促成栽培、大型トンネル栽培、
中型トンネル栽培、露地栽培に適している
・ツル割れ病に強い抵抗性がある
・輪作年月が短い場所や、嫌地現象が出やすい場所でも育てられるほど丈夫
・早生品種のため、最盛期には交配から28日前後で収穫できる
◎栽培のコツ
・基本の育て方は、一般のスイカと同じ
・着果数が多くなりやすいため、一般種よりもやや肥料を多めに与える
■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方
