たべほうだい黒王

スイカの育て方.com

たべほうだい黒王

読了までの目安時間:約 5分

 


スポンサードリンク


tabehodaikuroo

たべほうだい黒王

 

 

たべほうだい黒王(くろおう)という、少し珍しい大玉スイカがあります。
一般的な緑と黒の縞模様ではなく、黒皮スイカで種なしスイカなんです。

 

黒皮スイカと言っても真っ黒ではなく、
一般的なものよりも濃い色をした縞模様といった具合です。

 

真っ黒ではないものの、他のスイカに比べると色が濃いですし、
黒皮よりも縞模様がはっきりと分かり、他のスイカと並んでも目立ちます。
1玉の重さが6kg前後と、大玉スイカにしては少し小さめです。

 

スイカは、とってもおいしいけれど、
種に気を付けながら食べるのが少しめんどうなことがあります。

 

けれども種なしスイカはおいしくないイメージが強いですね。
ところが、このたべほうだい黒王は、種なしで食べやすいのはもちろん、
甘みもスイカ特有のシャリ感も実現した夢のようなスイカなのです。

 

種がないので、三日月型にカットしたたべほうだい黒王を、
豪快にかじりついて食べ進めることもできます。

 

また、果肉は兄弟品種である「たべほうだい赤王」より少し硬めなので、
カットした状態で販売することも可能です。

 

種なしであることを生かし、ダイスカットした果肉をカップに入れて、
少量販売をすることもできます。

 

表面の皮は色が濃いですが、中は鮮やかな赤色をしています。
皮際の白い部分が薄く、際まで食べられるのも嬉しい特徴です。

 

草勢は栽培期間中を通して強く、比較的安定しています。
気温の高い環境を好むスイカらしく、高温期の生育がとても良いです。

 

低温期は高温期に比べると、着果率や生育具合が劣りますが、
ハウスでの栽培は可能です。

 

12月に種を播いて育苗し、2月に定植するハウス栽培なら、
6月に収穫することが可能です。

 

中型トンネルなら2月に種播きをして3月に定植、7月に収穫できます。
小型トンネルや露地栽培であれば、3月に種を播いて4月に定植し、
7月~8月に収穫することができます。

 

高温には強いので、小型トンネルや露地栽培で、
暑い環境と強い日差しの中で育てるのがお勧めですが、
ハウスでも栽培可能なのがたべほうだい黒王の特徴でもあります。

 

糖度が上がるのは早いですが、果肉の色回りが少し遅めなので、
ある程度熟してから収穫することが大切です。

 

果肉が硬く、日持ちが良いので、
収穫適期が長いので熟れすぎの失敗が減ります。

 

 

■たべほうだい黒王

 

◎特徴
・種なし(3倍体)品種
・黒皮種ではあるが、縞模様が分かる
・果肉は鮮やかな赤色
・皮際の白い部分が少なく、可食部が多い
・1玉6kg前後で、大玉種としては少し小ぶり
・果汁がたっぷりで甘みが強く、シャリ感が強い食感をしている
・果肉が硬めで日持ち性が高い
・果肉の硬さ、日持ち性の良さ、種なしであるこを生かし、カットやカップでの販売が可能

 

◎栽培のコツ
・低温よりも高温の方が得意
・ハウス~露地栽培まで可能

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方


スポンサードリンク

 

タグ :

スイカの品種

人気の記事!