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スイカ 農家の収穫判断

読了までの目安時間:約 7分

 


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スイカを育てていて、ようやく実が大きくなってきたら、
次に気になるのはいつ収穫するかですよね

 

 

家庭菜園の本やネットを見ると、収穫の目安が色々と書かれています。
けれどその通りにしてみても、栽培適期のスイカが収穫できるとは限りません。

 

では家庭菜園で目安となるチェックポイントは、
プロのスイカ農家の方が目安とするものとどのように違うのでしょうか。

 

 

[スイカ 農家の収穫判断]

 

 

■基本の判断基準

 

家庭菜園でスイカを育てて収穫する時、
収穫のタイミングをはかる目安として、いくつかの項目があります。

 

・叩いてみた時の音
・実の付け根にあるひげづるの枯れ具合
・表面のツヤ
・ヘタの色
・実のお尻部分の弾力

 

おそらくは上記を目安にされる方が多いと思います。

 

それでも収穫して実際に食べてみると、あまり甘くないということもあるでしょう。
スイカは追熟ができないため、収穫のタイミングがとても重要視されています。

 

当然、プロの農家の方も一番良いタイミングで収穫を目指します。

 

その時、こういった項目を目安にしている農家もありますが、

 

スイカを叩いた音を聞くことは、実際には判断基準になりにくいそうです。
たくさんの株数のスイカを育てている農家の場合、
ここまで細かい項目で1玉1玉チェックすると、作業効率が悪くなります。

 

一番良い収穫のタイミングを逃さないためにも、おいしいスイカを見極め、
なおかつプロを見習い作業効率をあげる必要があります。

 

 

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平均的な実を試して切ってみるのが良いです

 

 

■試し切りの重要さ

 

多くの農家の方が採用している方法として、試し切りがあります。
試し切りは、着果日(交配日)が同じものに目印をつけておき、

 

それらが収穫適期となった頃に、本当に適期であるかどうかを、
実際に実を収穫して切って試食してみる方法です。

 

こうすることで、着果日が同じものは、
同じように収穫のタイミングを迎えているという判断をします。

 

スイカの出来不出来は、着果後の天候も関係しますが、
それよりも株の生育具合にも左右されます。

 

そのため、着果日が同じでも、株が違えば品質に差が出る可能性があります。
その差をなくす技術が、プロの技ということになります。

 

また、試し切りをする時には、一番よさそうな実は避けることがポイントです。
一番良い状態の実を試したところで、状態が良いのは分かりきっています。

 

試し切りをするなら、平均的なものを収穫して試した方が確実性が高まります。

 

また、試し切りをした後、収穫適期と判断した場合には、
どの実が同じ着果日なのかすぐに分かるようにしておく必要があります。

 

目で見て瞬時に同じ日付であると確認できれば、
スイカの着果日をいちいち確認する時間をとられることもありません。

 

なので、着果作業を行う時には、日付が分かりやすいように目印をつけておきます。
だいたい着果作業を行う日は限られてくるので、
日別に色を分け、その色によって判断するという方法が多いです。

 

色はビニタイやモール、テープなどを使うことで、簡単に分けることができます。

 

 

■出荷先別の基準

 

農家の方の場合は、収穫した後の出荷先が1つとは限りません。
出荷先がスーパーなどの小売店ばかりであれば、
A品となる基準がだいたい同じであるため、収穫の基準は変わりません。

 

ところが、直売所が出荷先に入っている場合は、少し異なります。
スーパーなどではA品とならないため、出荷できないものであっても、
直売所なら出荷ができる場合があります。

 

むしろA品でなくても良いという消費者も多いので、
直売所への出荷は大きな収入源となります。

 

直売所に出荷する場合、一般的にはA品にはならない、
少し収穫が遅れたものなども出荷の範囲に入ってきます。

 

収穫が少し遅れたものは、完熟状態となっているため、
果肉が少し柔らかかったりすることがあります。

 

形が少し悪くても、果肉が柔らかい完熟状態のものの方が、
食べてみると甘くておいしいことがあります。

 

そういった一般流通とは違う基準で販売されているスイカは、
値段が少し安くおいしいので、それを好む消費者も絶対数存在します。

 

育てたスイカを世に出し、それで収入を得ているプロの農家だからこそ、
収穫の基準が出荷先によって異なるのです。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方

 

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スイカ 収穫時期

スイカ栽培 農家

読了までの目安時間:約 4分

 


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家庭菜園と農家のスイカ栽培方法について比較していきます

 

 

農家では、たくさんのスイカを一気に管理し、
収量にも影響しますので、各作業を確実に行っています。

 

ご紹介する栽培方法はあくまでも一例です。

 

 

■スイカ栽培 農家

 

1.土づくりと土壌消毒
スイカの栽培は他の野菜と比べて手間がかかります。

 

スイカにとって条件の良い土地で、
かつ、作業しやすい場所で育てています。
毎年栽培しなければならないので連作は避けられません。

 

土作りの前に、土壌消毒をします。
土壌消毒にはいろいろと種類がありますが、農薬を使うものが主です。

 

土壌消毒の方法として太陽熱消毒もありますが、これは夏場に行うものです。
通常、スイカの定植の時期は5月くらいです。

 

定植前に土壌消毒を行うのですが、期間は約2ヶ月が必要です。
5月以前では温度が足らないので農薬が使われます。

 

消毒後は、土の中の菌がすべて死滅しているので、
堆肥を撒いて、土壌中のバランスを整えます。

 

その後、スイカに必要な養分を考えて肥料を撒いて栽培が始まります。
チッソとリン酸を切らさないように、とこの点を重視して施肥します。

 

2.栽培環境
地植え栽培、ハウス栽培、トンネル栽培が主になります。
その他、ベトコン栽培というものがあり、こちらはトンネルが大きくなったものです。

 

地植え栽培は家庭菜園が主で、農家では殆ど行いません。
トンネル栽培で夏収穫が主で、ハウスは春どり栽培、ベトコンはだいたい初夏です。

どの時期にスイカを出荷したいかということを考えて栽培の仕方を変えます。

 

3.定植
スイカの根は酸素を必要としますので、浅植えします。

 

4.管理の仕方
大玉スイカの一般的な仕立て方は4本仕立て2果どりです。
他には3本仕立て1果どり、2本仕立て1果どりも行われています。

 

小玉スイカは5本仕立て4果、5果どり、
4本仕立て3果どり、3本仕立て2果どりが主流です。

 

仕立ての本数により、
株間を変えて作業性、病害虫防除などを行っています。

 

家庭菜園では、実をつける場所は3番花、4番花ですが、
つるの勢いに応じて変えています。

 

 

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スイカを大切に育てたい気持ちはプロもアマも同じです

 

 

5.玉直し
綺麗なスイカを作るために玉直しをします。
また、より良い形にするために台座、
ポリエチレン製の透光性のものなどを使うこともあります。

 

6.収穫時期
積算温度、というものがあり、それを計算して収穫をします。

*積算温度とは、受粉してからの日平均気温を計って合計したもの。

 

 

少し難しくなってしまいましたが、家庭菜園にも応用ができます。
土づくりや仕立て方は、家庭菜園でも取り入れられるので試してみてください。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方

 

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スイカ栽培 Q&A