スイカ栽培 基本

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スイカ栽培の基本

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吊り栽培の縞王、大きくなってきたのでネットに入れました

 

 

スイカ、いちばん育て甲斐のある夏野菜ではないでしょうか?

スイカを育てるには、スイカに合った環境を作ることが大切です。

 

初心者のかたにもわかりやすく、
スイカ栽培の基本についてご説明しています。

 

 

[スイカ栽培の基本]

 

 

■スイカ栽培の基本

 

スイカ栽培の基本は、

 

・日当たりの良い場所で育てる
・過湿にしない
・温度を確保する
・接ぎ木苗を使う
・被覆資材を使う

 

大きく分けて5つです。
どうして、この5つなのか、ご説明していきます。

 

・スイカが育つ環境とは
もともと、スイカが育っていた環境は、水が少なく乾燥していて、
日差しも強い環境の砂漠地帯とされています。
原産地は、アフリカ南部の砂漠地帯と言われます。

 

その後、地中海沿岸で栽培されるようになりました。
地中海沿岸も、日差しが強く、乾燥する地域ですので、スイカに適していました。

 

このように、スイカは強い日差しを好み、乾燥した環境で育ちます。
逆に、雨や湿気には弱いのです。

 

実際、栽培をする場合には、十分に暖かくなってから植え付けをします。
スイカは暑さには強いですが、寒さには弱いからです。

 

スイカの生育適温は高く、日中は25度~30度夜は12度~18度です。
早い時期に植えてしまうと、温度が足りず、生育が悪くなるので、
温度を十分に確保してから栽培をします。

 

そして温度よりも大切なことは、日照です。
特にスイカは他の野菜より強い日差しを好む植物なので、
日照時間や日当たりが重要となってきます。

 

太陽が当たっている時間が長ければ、スイカがより育ちやすい環境になります。
スイカが育ちやすい環境に合わせて栽培すると、
着果や収穫量、品質が上がりやすくなります。

 

逆に、太陽が当たる時間が短くなると、品質が落ち着果も悪くなります。
日当たりの良い場所で栽培する、というのは、このような理由からです。

 

 

接ぎ木苗が育てやすいです

 

 

・自根苗と接ぎ木苗
スイカの苗は大きく分けて、根苗と接ぎ木苗に分かれます。

 

自根苗とは、スイカの種まきをして、
そのまま育ったものを使うもの、つまり、接ぎ木をしてない苗です。

 

スイカを自根苗で栽培すると、植え付け直後の生育があまりよくない、
茎葉や根が生長しないという現象が起こります。

 

植え付けた後に低温が続いたりしてしまうと、苗が伸びにくくなります。
しかし、暖かくなる6月中旬頃からは、ぐっと生育します。

 

自根苗は、育てるのが少し難しいので注意が必要です。
また、連作や、病害に、かなり弱いという特徴があります。

 

接ぎ木苗とは、カボチャ、カンピョウユウガオなどを台木とし、穂木を繋いだものです。
台木と穂木が別の品種ですので、台木が連作や病害に強ければ、その性質が出ます。
穂木は、育てたいスイカの品種を使います。

 

自根に比べて値段は少し高いですが、
接ぎ木苗は、連作や病気に強く、おいしいスイカが作りやすい苗です。
はじめてスイカを育てる方は接ぎ木苗を選んだ方が育てやすいです。

 

 

黒マルチ

 

 

・マルチなどの被覆資材を使う
スイカは低温、雨に弱い作物です。
ここで必要になってくるのが、マルチなどの被覆資材です。

 

スイカは、6月くらいに植えつければ8月くらいに収穫できます。
この時期は、温度が低かったり、梅雨時もあるので、
被覆資材を使うことは、とても重要になります。

 

特に地植え栽培ではマルチを張ることで地温を確保し、
トンネルを被せることで、雨や泥はねを防ぎ、温度も確保することができます。

 

地植え栽培の被覆資材の使い方は、地温確保と雨を防ぐことが主です。
地温は、黒マルチを使用して確保します。

 

黒マルチを使う理由は、黒は熱を吸収しやすく、地温が上げやすいからです。
透明なマルチを使っても良いですが、雑草も防ぐには黒マルチを使いましょう。

 

 

トンネル栽培

 

 

そしてもう一つ、トンネルを使って雨を防ぎます。
雨のほかに、遅霜に当たるのを防ぐことができ、
トンネルを作ることで温度も確保することができます。

 

また、梅雨時の雨でスイカの花粉が濡れたり流されたりして、
着果率が大幅に下がるのを防ぎます。

 

 

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ホットキャップ C)ガーデニングと雑貨の菜園ライフ

 

 

6月中はまだ温度が低いので、植え付け直後からトンネルを作ります。
ちなみに、生育初期の温度を確保するだけならホットキャップでも良いです。

 

そして梅雨に入るまで、トンネルはそのままで大丈夫です。
暑くなってきてから、トンネルを外します。

 

プランター、鉢など、スイカの容器栽培は、
マルチを張ることはまず無いので、ワラを敷くのが良いです。
温度を確保することはできませんが、過湿や病気の予防になります。

 

温度を確保するのであれば、生育初期にホットキャップを被せたり、
軽くビニールを被せると良いです。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方


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