豪夏

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豪夏

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豪夏

 

 

豪夏(ごうか)は、ナント種苗が改良して作った、大玉スイカの品種です。
強そうな名前の豪夏の特徴と、育て方のポイントをあわせてご紹介します。

 

 

[豪夏]

 

 

◎絵に描いたような姿で際まで甘い
豪夏は、やや腰高で緑と黒のはっきりとした縞模様の美しい姿です、
縞模様は緑もやや濃く、黒のラインは中太なので、粋なな雰囲気があります。

 

中の果肉も鮮やかな紅桃色で、
ぽつぽつと散らばっている黒い種が夏の雰囲気を盛り上げてくれます。

 

1玉が7kg~8kgほどにもなる、立派な大玉品種で、
中には9kgにもなることがあるそうです。

 

持ってみるとずっしりとして、中に果肉が詰まっているのがよく分かります。
果肉は非常によく締まっていて、シャリ感が強いので、
スイカらしい爽やかな食感が楽しめます。

 

見た目のスタイリッシュさと実の大きさ、果肉の強いシャリ感は、
まさに豪傑といった感じですが、きちんと甘さも持っています。

 

果肉の糖度は12度~13度まで上がり、スイカの中ではとても甘い部類に入ります。
通常、実の中心部分が甘く、外側にいくほど甘みが薄れていくため、
皮際は味がのっておらず食べにくいということがよくあります。

 

けれどこの豪夏は、実の中心が甘いのはもちろん、
皮際になっても甘みがしっかりとあるので、端まで食べることができます。

 

◎育てやすく日持ちが良い
見た目が良く、味も食感もスイカ好きの方にお勧めの豪夏ですが、
育てやすいのも魅力の1つです。

 

12月に播種するハウスを利用した栽培もできますし、
1月~2月に播種するトンネル栽培、
3月に播種する露地栽培と、幅広い作型に対応できます。

 

ただ、高温期にとても強い性質があり、
温度が高い方が生育も食味も良くなるため、夏に収穫する作型がお勧めです。

 

特に着果した後は、日中の温度を高くして管理することで、
秀品率が高くなり、良い実を収穫することができます。

 

果肉が非常に硬く、締まっているため、日持ち性がよく、
商品としても需要が高い品種です。

 

さらに露地でも育てやすいとして、家庭菜園で育てるのもお勧めです。
草勢も葉の大きさも中程度と、管理しやすい性質なのも、ポイントが高いです。

 

開花してから収穫までは、45日前後が目安となります。
ただ、栽培している環境や管理法、その年の天候によっては、
45日前後とならない場合があります。

 

収獲する時は、日数はあくまでも目安にすぎません。
打音や巻きヒゲの枯れ具合を見て、総合的に判断するようにします。

 

◎摘果を早めに済ませる
実が大きくなる豪夏は、着果率が非常に高いため、
放っておくとたくさんの実がついてしまいます。

 

すべての実を育てると、栄養が回らず、
1玉あたりがとても小さくなることがあります。

 

たくさん着果した場合は、つるの20節目以降に着果したものや、
生長の良いもの、形がキレイなものなどを基準に残し、
あとは鶏卵くらいの大きさになった頃に摘果します

摘果することで、残した実に養分が集中するため、実の肥大が促されます。

 

 

■豪夏

 

◎特徴
・やや腰高で濃い色の緑と黒のはっきりとした縞模様を持つ大玉スイカ
・1玉7kg~8kg、大きいものは9kgにまで育つ
・中の果肉は鮮やかな紅桃色で、よく締まっている
・シャリ感が強く日持ち性が良い
・糖度は12度~13度ととても高く、中心と皮際の糖度差が少ない
・ハウス栽培、大型トンネル栽培、トンネル栽培、露地栽培と、広い作型で育てられる
・高温期の生育で真価を発揮する
・環境の変化に比較的強い性質がある
・開花から収穫までは45日前後が目安となる

 

◎栽培のコツ
・基本の育て方は、一般の大玉スイカと同じ
・畝幅は2.5メートル~3メートル、株間は60cm~100cmが基準となる
・20節目以降の3番花に着果させる
・着果後は、日中を高めに管理すると、良い実を収穫できる
・着果性が良いので、鶏卵くらいの大きさになったら摘果を行う
・開花からの日数の他、叩いた時の音や巻きヒゲの枯れ具合などから、収穫適期を判断する

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方


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スイカの品種

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