春のだんらんRV

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春のだんらんRV

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春のだんらんRV

 

 

春のだんらんRVは、萩原農場が改良した、大玉スイカ品種です。
同じ萩原農場からは、春のだんらんRV以外にも、
春のだんらんや夏のだんらんといった品種が販売されています。

 

そんな中で春のだんらんRVには、どのような特徴があるのでしょうか。
また、育て方には何かコツがあるのでしょうか。

 

 

[春のだんらんRV]

 

◎スイカらしい外見
春のだんらんRVは、やや腰高のどっしりとした形をしている、大玉スイカです。
皮には緑と黒の縞模様があり、色が少し濃いので模様がはっきりと出ます。

 

見た目はとてもオーソドックスで日本人がイメージするスイカそのものです。
奇抜でユニークな見た目をしたスイカも面白いですが、
やはりこういったオーソドックスな姿をしているスイカも安心できます。

 

中の果肉も非常に鮮やかな桃紅色で、黒い種との組み合わせも、定番中の定番。
肉質はやや硬めで、シャリ感の強い食感が楽しめます。

 

さらに糖度も高く、甘くて濃厚なスイカの香りや旨みが堪能できる品種とです

 

◎低温期の着果が安定
春のだんらんRVは低温や曇天続きによる日照不足にも強い品種です。
スイカは高温を好み、日当たりの良い場所で育てるのがセオリーです。

 

ところが、スイカの苗を定植する時期によっては、
気温があまり高くならず、しかも晴天にならず日照不足になることがあります。

 

天候不順でも春のだんらんRVは、雌花の着生がかなり安定しています。
さらに花粉の出も良いので、着果率が落ちず安心して育てることができます。

 

低温に強い性質を生かし、ハウス栽培や大型トンネル栽培、
中型トンネル栽培といった、早出しの作型で育てるのがお勧めです。

 

交配してから収穫までの日数は、4月~5月収穫で48日~52日、
6月~7月収穫で44日~48日が目安となります。

 

春のだんらんRVは着果率が良いだけでなく、着果後の肥大性もあります。
肥大する時に形が崩れにくいので、玉揃いが良く空洞果の発生も少ないです。

 

色鮮やかで締まった肉質をしているので、丸ごとの販売だけでなく、
カット販売にも向いている品種となっています。

 

◎充実した雌花に着果させる
春のだんらんRVは、栽培期間中を通して草勢が中程度と安定しています。
雌花の着生も良く、花飛びがあまりないので、
低節位に発生した雌花に着果させず、株が充実してから着果させるようにします。

 

3番花か4番花くらいまで待ってから着果させると、
株も充実していてより良い雌花が着生するのでお勧めです。

 

孫ヅルは着果するまでは取り除くようにし、
着果後は玉伸びとツルの伸び具合を見ながら取り除くようにします。
ただし、ツルの先側には、2本~3本の孫ヅルを残すようにします。

 

 

 

 

■春のだんらんRV

 

◎特徴
・日本人が好むオーソドックスな大玉スイカの姿をしている
・やや腰高で見るからにずっしりとしている
・緑と黒の縞模様があり、色が少し濃いので模様がはっきり見える
・中の果肉は鮮やかな桃紅色で、種は黒色
・果肉はよく締まって硬めで、食べるとシャリ感が楽しめる
・甘みが強く、濃厚なスイカの旨みがあってもとてもおいしい
・低温寡日照でも雌花の着生や花粉の出が安定していて、着果率が良い
・着果後の肥大性が良く、玉伸びも均等で形が揃い、空洞果の発生も少ない
・果肉の色が鮮やかで空洞果も少なく、果肉の劣化も遅いのでカット販売にも向く
・低温に強い性質を生かし、ハウス栽培や大型トンネル栽培、
中型トンネル栽培といった早出し栽培にお勧め
・4月~5月収穫で48日~52日、6月~7月収穫で44日~48日が登熟の目安となる

 

◎栽培のコツ
・基本の育て方は、一般の大玉スイカと同じ
・草勢が中程度で安定していて雌花の着生が良く、
花飛びが少ないので、充実した雌花がつくまで待ってから着果させる
・3番花か4番花くらいに着果させるのがお勧め
・孫ヅルは着果させるまで取り除き、
着果した後は玉の生長やツルの伸び具合を見ながら取り除くようにする
・ツルの先側には2本~3本の孫ヅルを残すようにする

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方


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スイカの品種

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