姫甘泉ブラック

読了までの目安時間：約 4分

2018年05月19日（土）

スポンサードリンク

姫甘泉ブラック

姫甘泉ブラックは、黒皮の小玉スイカで、
販売元は丸種株式会社です。

草勢は中程度～やや強く、元肥を抑えて栽培します。
皮は薄いですか硬いため、生理的な裂果が特に少ないです。
姫甘泉ブラックの品種特徴と栽培のコツをご紹介します。

[姫甘泉ブラック]

◎暗緑色に、黒縞がうっすらと入った外観

黒皮スイカの中では縞模様が薄く見られ、
表皮は暗緑色、縞模様が黒色です。
見た目が特徴的で、判別しやすいです。

形は豊円よりも丸い形になる場合や、
やや腰高球形になります。
栽培や気候によって形が異なる場合があります。

大きさは2.5kg～3kgに揃います。
小玉スイカでは平均的な大きさになります。

◎草勢がやや強く、収穫は6月～7月頃

草勢が中程度～やや強く、つるボケには注意します。
元肥は大玉スイカより3割程度減らします。
草勢はやや強いくらいが育てやすいです。

ちょっと違うスイカを栽培したい、という場合に、
姫甘泉ブラックを選択肢に入れるのも良いです。

また、栽培中の草勢はなるべく維持するようにします。
高温期に、スイカの表面が焼けることがあるので、
速効性のある液肥や有機肥料を使って追肥をし、
草勢が落ちないように調整します。

肥料を与えすぎると、

草勢が強くなり、着果が劣る場合もあります。

大型ハウスの場合は冬から栽培し、
大型トンネルでも暖かくなる前に植え付けをします。

ハウスやトンネルを使用しない地植え栽培は、
4月上旬～下旬に植え付け、収穫は6月下旬～7月になります。
プランター栽培も同様の時期に植え付けます。

◎鮮紅色の果肉で食感食味ともに上々

果肉はシャリ感が良い鮮紅色をしており、
皮の際まで色付き、色むらも少ないです。

締まった肉質で、比較的日持ちも良いです。
糖度は12度以上に安定します。

■姫甘泉ブラック

◎特徴
・うっすら縞が見える黒皮の小玉スイカ
・2.5kg～3kgになり、揃いが良い
・皮は薄いが非常に硬いので裂果が極めて少ない
・形は円形～やや腰高になる
・シャリ感が強く、食感が良い
・糖度は安定して12度以上で食味も良い
・草勢は中程度～やや強い

◎栽培のコツ
・つるボケを防ぐために、元肥は30%程度減らす
・暖かくなってから植え付け、植え付け後はキャップを被せる
・表皮の色ムラを防ぐため、収穫1週間前は玉返しをする
・見た目から収穫時期を判別するのは難しいので、試し切りをする

スイカの育て方.com