太陽スイカ

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太陽スイカ

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太陽スイカ C)つる新 種苗店

 

 

太陽スイカという、少し珍しい品種があります。
名前に太陽と入っている通り、表面の皮は黄色く、形もほぼ球形なので、
まさに太陽といった風貌をしています。

 

皮は黄色一色ではなく、濃い黄色~オレンジ色のラインが入るので、
スイカといわれて想像する縞模様は入っています。

 

ただ色が黄色とオレンジなで縞が細いので、
一般的なスイカとは全く違った印象にはなります。

 

ぱっと見ると、スイカではなくメロンか何かかと勘違いしてしまいそうです。
表面上の色はスイカらしくありませんが、

 

切ってみると中は真っ赤な果肉が詰まっていて、黒い種がちらほらと見えます。
実の中身が多く、皮の際まで食べられるのも嬉しいところです。

 

珍しい品種は、スイカに限らず味が良くないと言われることもありますが、
太陽スイカは甘くみずみずしいスイカの味を堪能できます。

 

糖度は高めで、だいたい12度ほど。
食感は少し柔らかいですが、シャリシャリとした歯触りもあり、
スイカ特有の甘く爽やかな香りが口いっぱいに広がります。

 

大きさも5kg~6kgと、大玉種にしては少し小さいですが、
家族で食べるには十分なサイズに育ちます。

 

実の色が黄色いこともあり、葉柄や葉も少し色が薄く、
葉には黄色っぽい斑点が出るので、病気と勘違いされることが多いです。

 

実際は病気ではなく、そういった色と柄が出るのが普通です。
むしろ耐病性があるので、育てやすい品種と言えます。

 

栽培初期は肥料を控えめにし、着果直後くらいから肥料が良く効くように調整します。
その後、2番果3番果が着果した場合は、形の良いものを残して摘果します。

 

摘果することによって、残った実が大きく甘く生長します。
放っておいても実が丸く育ち、家庭でも売り物のような丸いスイカを収穫できます。

 

切ってみると皮は薄いように見えますが、意外としっかりとしているので、
裂果が少なく、輸送にも耐えられる強さがあります。

 

苗の販売はあまり多くありませんが、
種なら取り扱いのある種苗会社で簡単に購入することができます。

 

流通している実を購入すると、珍しい品種ということもあり少々高価です。
少し珍しい品種のスイカを育ててみたい人は、ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

■太陽スイカ

 

◎特徴
・実の表面は、レモンイエロー~濃い黄色をしていて、そこに濃い黄色~オレンジのラインが入る
・実はキレイな球形
・切ると中は鮮やかな赤色で、真っ黒な種とのコントラストが美しい
・1玉5kg~6kgくらいになり、大きめの中玉~大玉サイズになる
・果肉は甘みが強く、ほろっと柔らかい肉質の中にもシャリ感がある
・葉柄の色が薄く、葉に黄色い斑点ができる
・耐病性があり育てやすい品種
・皮はしっかりとしていて裂果が少ない

 

◎栽培のコツ
・栽培初期は肥料を控えめにする
・着果後から肥効を高めるように調整する
・摘果することで、目的の実の肥大を促進できる

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方


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スイカの品種

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