敵芯しすぎ

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敵芯しすぎ

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スイカ栽培では、摘芯という作業が必要です

 

 

摘芯は、簡単にいうとつるの先端を摘んで、そのつるの生長を止めることです。
生長の具合によって、つるの先端を摘む場合もあれば、根本で摘む場合もあります。

 

本来は生長の必要がないつるを、それ以上伸ばさないようにするために行います。

では、側枝が発生しはじめたら、すぐに摘芯を繰り返すと、
それだけ余分な体力を消耗せずに済むのでしょうか。

 

スイカ栽培での摘芯の役割と、摘芯をしすぎた時にどうなるのかを知っておくと、
適切な摘芯ができ美味なスイカを収穫できるようになります。

 

[敵芯しすぎ]

 

 

■スイカの生長と摘芯

 

スイカがつるを伸ばし、根を広げて美味な実をつけることは、摘芯と大きく関わっています。

摘芯は、ただ単に余分な体力を消耗しないための作業ではありません。
まずは、スイカの生長と摘芯にはどのような関係があるのかをご説明します。

 

・つる先と根の関係
当然のことですが、地下にある根と地上のつるは、無関係ではありません。
根が伸びるからこそつるも伸び、生長することができます。

 

ところが、根とつるは一方通行な関係でもないのです。
実はつるの先端を切ると、その部分とつながっている根の生長も止まります。

 

つるが伸びることで、根の伸長を促進するホルモンが出る仕組みになっています。
つるを摘芯することによってホルモンの分泌を停止させるため、
摘芯によって根の生長が止まってしまうのです。

 

着果くらいまでは、あまり根が伸びていない状態でも問題が起こりませんが、
実が育ってくる時には、それなりに水分が必要となります。

 

この水分が必要となった時に、根があまり育っていないと、
水分や養分不足となり、葉が萎れたり、味の悪いスイカが育つこととなります。

 

 

実が育つころに、敵芯やつるを摘むと葉が育たず、良い実もできません

 

 

・根に溜まる養分
摘芯をするということは、物理的につるの伸長を止めてしまうことです。
つるが伸びなくなるということは、葉の数もそれ以上は増えないです。

 

葉は光合成を行う大切な器官です。
植物は葉に光をいっぱい受けることで、光合成をして養分を作り出します。

 

スイカは実がついてからの方が、養分を必要とするだろうと、
発生したつるをほとんど摘むと、初期の段階での葉数が激減してしまいます。

その後、うまく着果したとしても、初期生育で葉数の少なかった株は、
どうしても貧弱に育ちがちです。
貧弱に育った株では、着果した実を味よく育てることができません。

 

・実に溜まる養分
スイカが着果した時、実を大きくして味を良くするために必要な養分は、
着果後に光合成してできた養分だと思われることが多いですが、実は違います。

 

スイカはつるを伸ばし、葉を展開させていく中で、
徐々に増えていく葉を使って光合成を行います。

 

この光合成させた養分は、すべてつるの生長に使われるわけではありません。
株を大きく生長させ、光合成するための葉を茂らせると同時に、
余った養分は根に溜まっていきます。

 

この根に養分がたっぷりと溜まった状態が「充実した株」といえるのです。
充実した株に育っていれば、実際に実がついた時には、
養分を溜めこんだ根から実へと養分が流れ込みます。

 

さらに葉で光合成してできた養分や、追肥によって補われた養分によって、
甘く大きく健康に育ってくれます。

つまり、おいしくて大きい実を収穫するためには、養分を溜めるための根を育て、
たくさんの葉によって養分を作り出す必要があるのです。

 

 

着果するまでは、決めた本数の主枝と側枝を育てます

 

 

■摘芯しすぎるとどうなるか

 

摘芯の作業自体は、生育初期から行います。
ただ、初期の頃の摘芯の目的は、
新しい側枝の発生を促すことと、つるの整理をすることです。

 

単につるをすべて摘んだのでは、根の生育を悪くし、株を軟弱に育てることなります。
摘芯のしすぎは、株の軟弱化を助長してしまうので、注意が必要です。

 

着果するまでは、決めた本数の主枝と側枝を育て、過繁茂にならないように管理します。
この時、葉が太陽の光をきちんと浴びることができるように、
つるが絡んだり、葉が重なり合ったりしない間隔を作ることが大切です。

 

その後、良い雌花が咲いて着果する頃には、つるもよく伸び、葉数も増えます。
いくら摘芯や整枝を行ってつるを整理していても、
つるが伸びれば伸びるほど、絡まりやすくなってしまいます。

 

つる同士が絡めば、誘引する時につるを傷めてしまったり、
葉が重なって光合成量が少なくなったりしてしまいます。

 

孫づるの発生もあるので、さらにつるを管理が忙しくなります。
けれど、孫づるは放任して育てるのが基本です。

 

孫づるを摘心して摘みすぎると、急激に株が弱ることがあります。
また、孫づるにできた葉も養分を作る大切な役割があるので、大切にします。

 

どうしても伸びすぎて邪魔になる場合のみ、摘み取るようにします。
孫づるの付け根付近の数枚の葉を残して摘芯するというのも、1つの方法です。

 

スイカ栽培では、生育段階に合わせて摘芯し、必要なつるや葉を残すことが、
おいしいスイカを収穫するポイントとなります。

 

最初は摘芯するタイミングや場所が分からないこともありますが、
何度か育てていると自然に理解できることが多いので、まずは挑戦してみてください。

 

■参考
・スイカ 地植えの育て方
・スイカ プランターの育て方
・スイカ 鉢での育て方
・小玉スイカ 地植えの育て方
・小玉スイカ プランターの育て方
・スイカ 収穫時期の見分け方


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